ふぉm


まぁ、みなさん御存じのとおり、本当の意味で真剣勝負だったのはアビダルが退場するまでの10数分しかなかったわけですけれど、あれはイエローってことにするのはルール上無理だったんだろうか、とどうしても思ってしまいます。

両チーム共通だったのは攻撃の組み立てがチグハグだったことですが、ピルロやデ・ロッシからのロングボールという形があっただけイタリアのほうがまだマシだった。

こういう人材が豊富な強豪国にありがちなんだけど、あまりに人材がいすぎて固定した攻撃の形や連携を築けないままビッグトーナメントに突入しちゃうケースがありますが、この2国はその典型例だと思います。
フランスはいまだにアンリの活かし方を見いだせていないし、かといってアンリ抜きの布陣はもはや想定されておらず、トレゼゲは呼ばれてもいない。
イタリアもイタリアで4-3-3にしたのはいいものの両ウィングに適材を欠いていた。カモラネージやデル・ピエロはああいう役割で使うならあのポジションで使う選手ではないでしょう。出来なくはない、ってだけで。
オランダ戦での交代のドタバタっぷりは確固たる形ができてないことを象徴しているようでした。

試合に話を戻すと、イタリアが先ほどのべたロングボールと個人技でチャンスをどうにか生み出していくのに対し、フランスは攻撃をまともに作れない。
確かkobo_natsuさんが仰っていたけれど、フランスのマケレレとトゥラランのドブレピボーテがまともな組み立てが全然できなかったことが大きかったと思う。インコントリスタを2枚並べる布陣に違和感を感じた人は多いんじゃないでしょうか。
加えてトゥラランは出来そのものもイマイチだし。
ヴィエラの代役というか、潰しや以外のセンターって今回のフランスにいない気がするんですけど、それが響いたってことなんでしょうかねぇ。
ああいう攻めをやりたいんだったら、ナスリは残しておけばよかったのに…可哀想でしたね。

イタリアもイタリアで、この調子ではトーナメントを勝ち進むのは厳しい…といいたいところだけど、次の試合の相手が彼らが得意意識のあるだろうスペインだし、もともとトーナメントは手堅いチームが有利ってこともあるんで、一気に行く可能性もなくはない、とは思う。でも、リッピの率いてた頃なんかよりはかなり確率が低い気がする。
なんか今回のイタリアには、いい時のイタリアにある軍隊みたいな一体感が感じられないんですよ。

まぁ、この試合を一言でいえば、期待はずれで退屈だった、と言うしかないと思います。いろんな意味で。