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どーもお久しぶりです。
いろいろ忙しくて更新が滞っていましたが、ユーロを見ていないわけではなく、むしろフランスvsルーマニア、ドイツvsポーランド以外の強豪国の試合は全部見ているはずです。
大分もう忘れてる気はしますが、これより前に見た試合はこの後ひとつの記事でまとめてちょこっとずつ書こうかなと思ってます。


んで、この試合。
チェコはコラーを外して、細かい組み立てをほとんど諦めてカウンターの一瞬のバロシュの抜け出しに活路を見出してましたね。

そんなチェコの姿勢もあって、ボールを支配するポルトガル。とはいっても圧倒的に持ててたわけではなく、チェコの厚い中盤が奮闘する。

初戦に続いてC.ロナウドには複数人がチェック。
この日は早々に左サイドにスイッチして、そのあともシモンとポジションチェンジを頻繁に行うも、ややチェコよりだったこの日の主審がなかなかファウルをとってくれないこともあって、苛立つ場面が目立っていた。

それでも、得点シーンにはきっちり絡んでいるんで評価が難しいんですが、ユナイテッドの時のようなスーパーなロナウドでは確実にないです。
決勝進出が決まった今、これからのホントに大事な試合でどれだけできるかが、彼がこのあとジダンクラスの超ワールドクラスになれるかを測れる基準になると思います。

そのいい例がロナウジーニョなんですよ。彼は大舞台での活躍といえば日韓のイングランド戦でのFKくらいで、しかもあの時は本当の主役ではなかった。主役となるはずのドイツのピッチでは全くよくなかった。それで今は「ああ」です。笑

ポルトガルはこの日は、トルコ戦では攻撃参加を意図的にしなかった感のある両サイドバック、特に右のボシングワが積極的に攻め上がる。
それからデコの調子がすごくいい。バルサでの試合数の少なさがプラスにでている気がしました。
彼に並ぶのがマニシェからモウチーニョになったことやロナウドへのマークの集中で、デコがフリーで持てる回数が以前より増えているんですよね。

守備面に目を向けると、ぺぺなどの「加入」もあって最終ラインの安定感は確実にあがってるんですが、リカルドの不安定さが目立つんです。まぁでも、いつも通りトーナメントでは神がかる気がするんで大して気にしてないです。なんも根拠はないけどw


試合全体としては、ポルトガルの試合運びのうまさが目立ちました。リードしてからはモウチーニョとかデコを代えてあえてポゼッションを相手に受け渡して、速いロナウドとクアレスマ、単純な放り込みでも頭に合えば点をとってくれそうなウーゴ・アルメイダにすべて攻撃をまかせてあとは守った。これで追加点もウインガー二人で奪いましたからね。

三点リードしてからも中盤がセナ以外全て上がってカウンター喰らうスペインとこのあたりが対照的なんですよ。


内容が完全でないにも関わらず得点を結構奪って勝ててるあたり、ポルトガルはかなりいいとこまでいけると思います。
フェリペのチェルシー就任がどうチームに影響するかはわからんけどw
カルバリョとか動揺するだろうなぁ…


今まで全然触れてないけれどw、チェコはロシツキがいないにもかかわらず、戦い方をうまく調整してまとまってやっていると思います。具体的にいえば、以前はコラーが出れなかったらロクベンツを使ってたように、スタイルをこれと決めていたのが、今は相手に合わせていろいろ幅が出てきたような気がします。ただブリュックナーの力量でである程度どうにかなっているものの、以前と比べてもクオリティははっきり落ちているので、決勝トーナメントに行けてもそのあとは進めないような印象を受けました。