ジダンのホーム最終戦となったこの試合。

ゲームは終止マドリーが主に支配するも、ビジャレアルもちょこちょこ鋭く、精度の高い(ギジェ・フランコは除く)カウンターを仕掛けるといった感じ。

マドリーはジダンにボールを働き蜂が女王蜂に尽くすようにあつめつつも、ベッカムのロングパス、ロビーニョのドリブルなども絡めていく。

ベッカムはこの試合に限れば悪くなかったが、調子の悪いときでも今日のようにロングボールをボンボン放り込んでいるのを想像するとぞっとする。

ちなみにベッカムの蹴り方はいつも1,2,3の同じテンポで蹴り、しかもワンタッチ、逆足やアウトサイドをほとんど使わないため非常に読まれ易いという特徴がある。ボランチとして限界なのもこの辺に理由があるような気がする。ちなみにプレーの幅もそう多くない、非常に極端な言い方をすれば、トップレベルなのは、右からのアーリークロス、ロングパス、セットプレーのみ。あまりプレーに意外性もなく、自分の超一流の(マドリーでいかせるかは別問題だが)プレーだけで勝負するタイプである。


話をジダンに変更。

ジダンのプレーは、最近強引さがなくなってきた気がする。以前はキープするときはとことんキープしていたのだが、何となく近くの仲間に預けたりと言った無難なプレーを選択することが増えた感じ。強引さを見せたのは(選手によっては強引にも入らないようなレベルだったが)序盤のミドルだけではなかろうか。
そうはいっても、タッチの感覚(センシビリティー、具体的にはトラップ、キックの微妙な強弱)は未だ超一流であることを再認識。これがもう少しでみれなくなるのはやはり名残惜しい。


試合に戻す。
バティスタのゴールで先制するも、すぐにメヒアのオウンゴールで追いつかれ、さらにフォルランの素晴らしいシュートで逆転されてしまう。前半は1-2で終了。

後半も大まかな展開はほぼ同じ。ベッカムのクロスからジダンのヘディングで同点に追いついてからもあまり変わらない。ラウールが前後半通じてそこそこチャンスがあったのに決められなかったのが悔やまれる。ロビーニョもバーに当てたのも含め決定的なのが2回ほど。
あとはグティがふかしたやつとか。

英語実況は、ロビーニョの素晴らしいドリブル!!しかしグティが月に飛ばした!!と表現していた(笑)

終了間際、ややかわいそうなPKを与えてしまいラモスがタルヘタロハ。一足先にシーズン終わり。

しかしバティスタが起死回生のゴールでエンパテに持ち込む。


勝てたゲームだったのは確かだが、各選手さすがに気合いが入っており、一生懸命プレーしてるのが見れて嬉しかった。

このまま2位を保つ事ができるよう願っている。





1

























3

























2